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小さい世界で忙しく動いてます
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肩ごしの恋人を読んだ

 いや、買うつもりはなかったんだけどー。
今日とークンと一緒にサティに行ったら、とークンが
「カゲキの絵本が欲しい」と言う。
子ども向けのB5の大きさの厚紙の、アレ。

※カゲキはゲキレンジャー分かる人にしかわからない

 そうか。もうすぐ誕生日だもんな。
絵本でいいなら買うぞ。図書券(カードでない)有るし。
・・・と、いうわけで、とークンにゲキレンジャーのゲキシャークトージャとかゲキバットージャとか載ってるやつとカゲキのやつをお買い上げ~。
(うわーマニアック?)

で、自分には肩ごしの恋人お買い上げ~。

 今ドラマでやってるやん。
ドラマは見てないで。
でも、大悟が出る(佐野和真)。
大悟よー大悟。しかも標準語らしい。
見たいなぁー。と思いつつ見てないのだ。
(昼ドラ「砂時計」の大悟役)

米倉涼子を妊娠させる役って言うからどんな本かと思って。
高岡早紀がハマリ役って言うからどんなのかと思って。

 おもしろかったです~。
久しぶりに普通の小説を読んだって気がする。
唯川恵らしいって感じで・・・。

私には全く縁のない世界(?)も出てくるけど。

あらすじ。
=============================
自立した女は他人も自分も信じられない。女性を武器にする女は結婚、離婚を繰り返す。
そんな27歳の二人の主人公と物語を紡ぐのは男子高校生、やさしい妻帯者、美しいゲイ…。
等身大の女性を描く長編本格恋愛小説。 第126回直木賞受賞。
=============================

自立した女=主人公の萌。萌の一人称で話は進む。米倉涼子。
女性を武器にする女=萌の幼なじみ。るり子。高岡早紀。
男子高校生=佐野和真。

 割と主人公は普通の考え方をする(そうでないと読者は感情移入できないから、るり子を主人公にはできないわなぁ)。で、普通でないるり子に振り回される。
 るり子の考え方も、まぁそういう人もおらんとおもろないわな、って感じに私は思う。私にはできない~けど・・・キレイに生まれついたわけでもないし、自分磨き好きでもないし。
 男子高校生は、けっこう高校生とは思えない冷静で大人な考え方と意見を持ってて、それで萌とるり子が救われるというか、話がちゃんともとのレールに戻れる存在というか。こんな大人な男子高校生、うまいことおるかい~とも思うけど、佐野和真くんがこの役をするんだから許そう(笑)。
 本ではエッチな話も普通に出てくるんだけど、その辺ドラマではどうかしてぼかすんだろうなぁ。
 途中で出てくるゲイバーの文ちゃんは考え方や行動が、好きなタイプだ。そんな人周りにおってほしいーと思うけど、私は文ちゃんのような人には絶対好かれないタイプだ。
 柿崎さんは、なんで女性から見てそんなに人間が出来ているというか、好感もてる反応をできるんだい?やっぱり女性が書いてるからこういう人物が出来上がることができるんかな。なんかできすぎで。できすぎな上に、ゲイバーにもなじむし、それやのに上司の娘と、上司の娘だから結婚するし。世間も女性も分かりきった上ですごく余裕のある生き方考え方をしている人かと思っていたら、終盤萌が引いたときには、エラク未練がましくすがってくるのがちょっと違和感。でも、こういうできた人にすがってもらえるなんてちょっと気持ちいいやん?と心をくすぐられたりする。うーん、うまいな。

 しかし美しいリョウは誰がするんやろ???

 2時間でガーッと読みきった。
 日頃子育てと主婦にどっぷりやから、たまにはこういう「独身女性が読んで共感するところがありそうな本」を読むのはとってもよろしいなぁ~。

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私は本が好き

とークンの育休中は、徒歩5分の図書館(といっても分館)で本を借りまくり、読みまくっていた。
どこにそんな余裕が???

とークンが寝たとき。
とークンがご機嫌で遊んでいるとき。
パパがおるとき。

に、細切れで読んでました。
だから、長編小説なんかは何度も途切れると読みにくいので、主にエッセイか、雑誌。
でも、何としてでも、無理してでも、絶対読みたい!と借りたのが、

模倣犯 (3年前の話ですから・・・)
宮部みゆきの長編小説で、映画化もされたやつです。
詳しくはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%A1%E5%80%A3%E7%8A%AF_%28%E5%B0%8F%E8%AA%AC%29

これが店頭に並んだときから、実は買いたくて。
でも最初はハードカバー(しかも上下巻)だったので、うずうずしながらも我慢。
とっても人気があり、いつもベストテンに並んでたから、はよ単行本にならんかなと思っていたら、その前に映画化。
映画化したら、すぐには単行本にはならんわな・・・と諦める。

ほんで図書館で見かけて借りる。パパには「はよ帰れ」。
毎日毎日細切れで読んだぞー。

いやー怖かった。
自分がこんな目にあったらと思うとほんと怖い。
洋画にあるような”主人公が頑張って救出”でめでたしというエンドではないから余計怖い。
結局はちゃんと犯人が暴かれるんだけど、その暴き方が、もう爽快というか、すごいというか、ウマイ!というか。
「模倣犯」ってあるから、続々と同じような事件が起こっていく話かと思っていたが、そんな気持ちはいい意味で裏切られて、予想外の展開。「模倣犯」がそこにかかるのか!と、わかったときにはスッキリやわ。
本としては長いし、犯罪の描写も長いんで、まだ起こるか、まだつかまらないのか、とモヤモヤしながら読むけど。2冊読みきるだけの意味はあるなと思う。まぁ読み終わったあとしばらく怖くて怖くて。実際にありそうなだけに・・・。

映画では中居君がピースやってんのな。ピースは重要な役どころ(ある意味主役?)やけど、途中まで出てこないから、「あれ?中居くんはどれやってんの?」って思って読んでた。

今になると文庫本になってるみたいや。でも怖いから・・・買えないと思うな・・・。
昔読んだ、殺戮にいたる病(我孫子武丸)と同じくらいこわくかったなぁ・・・。殺戮に・・・は、最後のどんでんがえしが、すごかった!すぐに意味がわからずにちょっと読み返してしまったくらいや。我孫子武丸って、他に読んでたのはなんだかファンタジーチックなやつやったから(腹話術人形がしゃべる話のシリーズ)、同じ気持ちで読んでたらエライことになってもて、そんで怖さ倍増。作家さんってすごいな。



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